今回の旅について
- 期間:2月4日〜2月14日(11日間)
- レンタカー走行距離:約900km
- 滞在拠点:島の旅あんのう
- 気候:寒波あり、雪あり、最高気温6度の日も
- メインポイント:鉄浜・南のポイント
- ウェット:5ミリフルスーツ(真冬仕様)、3ミリジャーフル
2月の種子島。
寒波のニュースが日本列島を包むなか、私は板を抱えて島へ向かいました。
北西風に震え、南うねりに期待し、夜は安納芋と焼酎。
ただ海に入り、上がって、少し飲んで寝る。それだけの11日間です。
2月4日(1日目)移動
サーフボードが飛行機に載るのかどうか、それが最初の関門でした。
鹿児島からの便は長さ制限が210cm。ぎりぎりです、と告げられ少し緊張します。
無事に板を受け取り、レンタカーへ積み込んだ瞬間、ようやく旅が始まりました。
夕方の海は冷たい色をしていて、風は思ったよりも鋭い。
この日は買い出しだけして、早めに宿へ戻ります。

2月5日(2日目)鉄浜・腰前後
雨と風。いくつかポイントをチェックしてから鉄浜へ。
潮が下げはじめると、波がようやく形になります。
セットは腰前後。オフショアに面が整い、水は透き通っています。
切れ目から走ればインサイドまでつながる波もありました。
5ミリフルでは少し暑いくらい。幸先のいい一本目でした。

夜は地元スーパーで買った真鯛と島の焼酎。
旅先では、その土地の魚を食べるのが礼儀のような気がしています。
2月6日(3日目)鉄浜・腰〜腹
この日も午後の下げを狙います。
最初の1時間はレギュラーもグーフィーも素直に割れてくれました。
やがて波はだらつき、人も少し増えます。
それでも、譲り合う空気がありました。
北西風は冷たいですが、絶壁が少し和らげてくれます。
2月7日(4日目)鉄浜・腰セット胸近く
午後1時過ぎに入水。正面には上手いサーファーが数人。
私は左側のピークへ。
セットは腰、時折もう少し。乗れればロングライド。
大きな技は出ませんが、ただ長く走れるだけで十分です。
夕方、ストアで買ったアカバラを刺身に。
ぷりぷりとした歯ごたえ、じわりと広がる甘み。
海に入った日の魚は、なぜかいつもより旨いのです。
2月8日(5日目)ノーサーフ
寒波到来。風速10メートル超え。雪がぱらつきます。
ヨキノはクローズ。海は白く崩れ、近づく気になりません。
最高気温6度。南の島のはずなのに、吐く息が白い。
無理はしません。こういう日も旅の一部です。
2月9日(6日目)南のポイント・腹〜胸
「南向きが狙い目」という情報を頼りに南へ。
ホテル前は割れず、南のポイントへ向かいました。
ビーチなのに、リーフのように掘れる波。
レギュラーもグーフィーもきれいに巻いています。
チューブを意識してテイクオフ。
何度も蓋をされ、何度も遅れます。
一度だけ、波の内側で壁に包まれる感覚がありました。
「シュコー」という音は聞こえませんでしたが、それでも十分でした。
夕日と住吉がきれいでした。

2月10日(7日目)南のポイント・腰前後
南西風が入る予報。風が吹く前の短い時間勝負です。
サイズは落ちましたが、切れ目から少し走れました。
1時間半ほどで面が乱れ、潔く終了。
自然のリズムに逆らわないこと。それが島での作法のように感じます。
2月11日(8日目)鉄浜・腰前後
ホテル前は頭サイズのダンパー気味。上級者でも難しそうでした。
南を断念し、地元の方の助言に従って鉄浜へ向かいます。
入水直後にグーフィーでターン。
その後はなかなか割れませんでしたが、入れただけで満足です。
2月12日(9日目)南のポイント・腰
最終ラウンド。南のポイントへ。
インサイドまでつなぐと、透明すぎて波が消えます。
下の砂しか見えず、どこにレールを入れていいかわからない。
海の上に浮いているような感覚。
こんな体験は初めてでした。

夜は安納芋と焼酎。皮まで甘い。
白い壁の部屋で、静かに島の夜を噛みしめます。
2月13日(10日目)最終日
鉄浜のシャワー代をまとめて支払い、島を走ります。
ロック、ハングリー、国上方面まで。

波がなくても、海を眺めるだけで心は満ちます。
約900km走ったレンタカー。島を何周したでしょうか。
2月14日(11日目)移動
最終日。ボードは無事に機内へ。
便や荷物状況によっては載らないこともあるそうです。
夕方、羽田へ。
板を抱え、日常へ戻ります。
まとめ
2月の種子島は寒い日もあります。
しかし、風をかわす地形、透明な海、ビーチで巻く波。
本州とは少し違う時間が流れています。
旅として訪れるだけでも、この島は豊かです。
自然と地元の方への敬意を忘れずに。
私はまた、波と安納芋のためにここへ戻ってくると思います。

